最近購入したマンガの感想をいくつか(80)。
できないのがもどかしいんですけど個人の事はさておいて。本日は
メジャー2ndの本誌感想についてざっくりとですが。
前回感想書けませんでしたが道塁さんの事情が明かされた回想描写を
挟んでからの注目された大吾の打席の結果は…

道塁さんのグラブをはじいてのピッチャー強襲センター前ヒット。

二塁走者である太鳳さんの鮮やかなスライディングもあり,二者生還
で殊勲の逆転タイムリーとなりました。


道塁VS大吾という大一番のシナリオで大吾が逆転打を放った事により
個人的には風林中×大尾中の試合は勝負あったかなと思っていたん
ですが。大吾のこのへんの台詞が引き合いに出されたりしておやっ?
てなったり。

さらに「よーし,守り切って勝とう!」で盛り上げてからの。

睦子さんから「このイニング切り抜けたら県大会だし,県大会!」
発言が飛び出して。「この戦いが終わったら結婚しよう」みたいな
お約束とも取れそうなフラグっぽい会話のやり取りに個人的には
うん…?ってなりました。

そんななか,ベンチでうなだれる道塁さんを叱咤激励する魚住。
かっけーなおい,って感じでこういうの好きです。扇の要として大吾
とは違うベクトルでキャプテンシーみたいなのを見せてくれますね。
顔だけではなく,メンタルでも中学生らしからぬところを持っている
ようです。

対する風林中・沢さんの最終回のマウンド。大尾中の先頭打者を三振
に切って取ります。オーソドックスではありますが右の本格派として
理想的なフォームを披露しているかのような描写が素晴らしい。

沢さんのファンはそのピッチングに魅了されるところではあるんです
が。しかしその直後にきた描写がこれ。沢さんのファンでなくとも
「この場面でなんでそんなモノローグはさむの…」って不安になる。

続く打者をセカンドゴロに仕留めてツーアウト。余談になりますけど
左利きの二遊間多過ぎ問題。メジャー2nd界隈ではトレンドなんで
しょうか。

あと一人に追い込まれた大尾中ですがしかし打順はトップに帰って
出光。ベンチで腕を組み仁王立ちで出光を鼓舞する魚住。さながら
監督ポジで名将・魚住といった感もありますが。

ここでマウンドの沢さんがデッドボールを与えてしまいます。描写を
見るにいやいや出光おまえよけてねーだろ,ってツッコミたくはあり
ますがそのあたりはさておき。最終回ツーアウトから同点のランナー
出塁でなおかつ道塁さんに打順が回るという事で。おいおいマジか
って感じでここにきて投手・沢 弥生VS打者・眉村 道塁の対決に展開
がクローズアップされることとなりました。

というわけで。敢えて正直に言いますが個人的には道塁VS大吾の
対決が試合のハイライトになるのではと思っていたので,大吾の
逆転タイムリーで勝負あったかなという気持ちで読み進めてたん
ですけど。
そのまますんなりと最終回の裏の守りで三者凡退した描写が来ない
のと,そこかしこにあれれなんだこれ的に思わせぶりな各キャラの
台詞やモノローグが連発されてきたのでちょっと意表を突かれた感
がある今号の内容です。
少し前の感想記事で道塁さんがまた打たれたら彼女のファンが曇り
大吾が抑えられたら前の打席のゲッツーと併せて戦犯化してしまう
のでどちらかのファンが悲しい結末になってしまいそうみたいな事を
述べたんですが。
ひょっとすると大吾が殊勲の逆転打を放ちつつ道塁さんも曇らない
というミラクルな展開がきちゃうんですかねこれ。もし仮にそうなる
とすれば,今号でのそれとなくフラグっぽい描写を見るに今度は睦子
さんかもしくは沢さんのファンが「なんでそういうことするの…」な
展開になってしまいそうである意味次号以降の結末を見るのが怖い
ところではあるんですけど。
ともあれまだ一波乱ありそうな引きとなって試合はまだ終わらない,
な展開が訪れているので。まずは次号,沢さんのマウンドと道塁さん
のバッティングという譲れない両者の意地の激突に注目してみたい
ところです。

MAJOR 2nd(メジャーセカンド)(15) (少年サンデーコミックス)
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